岡山スピ記録④ 続・4人の案内人

前の記事で書き忘れたけど、3人目のお爺さんは大原美術館などの事を聞かせてくれている時に「あそこに林に囲まれた一帯があるでしょ。」と指さしてどのように進むといいかとか、はしまやさんはどの辺にあるかなどを教えてくれた。その時に、林・・・林・・・と思いを巡らせると、夢に出てきた3つめのヒント「木立・林→場所の目印?を思い出した。あそこに行けってことなのかな?

 

お腹も空いてきたし、とにかくお爺さんに教えていただいた通り、行ってみよう!そう思いながら階段を下り切ると直ぐにあったこちらのお店。日本中の色んな食材が揃っていて、お腹が空いてる時に行くとあれもこれも・・・と欲しくなるいい~お店だった。
だけど、今は・・・買うのをぐっとこらえてはしまやさんへ行こう!じゃないと、あれもこれも全部欲しい!!!

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素敵な街並みを歩く。

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あっ!
前を通って思い出した!!!倉敷帆布さんに行きたいって思ってたんだ!もう忘れてた・・・

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ちょうどこの時、B品セールなどをやってたことをネットで知ってたので、行きたいと思っていたのだ。すかさず中に入って気に入ったバッグを直ぐひとつ購入。B品ってね、実は考え方によっては「一点もの」なんだよね。出会いは一期一会。

蓋が付いるのだけどその部分がマグネットになっているので、ピタッと直ぐに口が閉じてすごく便利。とてもしっかりした作りで、中に沢山入れても形が崩れない。

流石!倉敷帆布さん!!

そのままの状態でいただき、途中買い物したものを入れる便利なサブバッグになった。

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道が途切れるところまでぐんぐん歩いたら、やっと目的地周辺に到着。と思ったけど、グーグルマップが案内終了した場所は「インテリア」のお店の前。ん~なんか違うっぽいな。そう思い、中に入らずぐるっと一周。

するととても綺麗な1本の木に遭遇。裏の路地に迷い込まなければ出会わなかった桜の木とハロのコラボレーション。ありがとう!

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ぐるっと回ってちょうど反対側に来たら「はしまや呉服店」さんを発見。覗くと奥に「夢空間はしまや」さんの看板らしきものがチラッと見えた。

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お腹ペコペコ!中に入ると若い女性が4人ほど楽し気にランチ中。私はハンバーグカレーを注文。ハンバーグほくほくですっごく美味しかった。

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お手洗いをお借りしてから出発しようと思い、扉を開けたら、あれ??向こう側のお店との共同トイレのようだった。お手洗いから出てからもう一度よく見たら、あれれ??ここさっき迷った路地裏のインテリアショップじゃないかっ!!

そのまま店内を歩いて見てみると、どれも1点ものらしき美しい椅子が所狭しと並んでいた。少しだけガラスの器などもあり、私は倉敷のガラスに見入っていた。(倉敷ガラスについては事前にある程度調べていて、ガラス物が大好きなので、記念にひとつ購入しようと思っていた。)

 

私がガラスに見入っていると店主らしきダンディな叔父様が登場!すらっと背が高くて物知りなオーラがばりばり出てた。

「すみません、あちらのカフェを利用してたんですが、お手洗いをお借りしたらこちらに繋がってて驚きました!」そう言うと「表からじゃなく、カフェからでもいいですよ、ゆっくり見てってください。」そう言われて。

それから倉敷の街並みのこと。家づくりへの拘り。はしまや呉服店さんは重要文化財になるほどだけど、まだ人が住んでらっしゃるので、中を自由に見学はできないのですが、いずれ解放され皆が見学するような場所になると思います。とか。そしてそのはしまやさんの倉をひとつお借りしてインテリアのお店をやってるんですよ。など、色んな話を聞かせてくれた。

 

そして私は並んだガラスの器を眺めながら「倉敷ガラスに興味があるんです。倉敷のガラスは有名ですよね。」そう言うとダンディ叔父様、「倉敷のガラスでは小谷さんなどが有名ですね。」と教えてくれた。「もっとゆっくりガラス物だけが集まったものを見たいのですが、お勧めの場所はありますか?」と尋ねるとそこからすごく素敵な話しを聞くことが出来た。

 

~~作家、と言うと、この世にただひとつの物を生み出す人というイメージがありませんか?倉敷のガラスは【そこで暮らす人々の生活に息づいていくもの】なんです。作家1人1人が有名になるための物ではなく、いつも色んな職人が同じ物を追求して作り続けてきた結果が倉敷ガラスです。ですから、どこにあるものも全て倉敷ガラスなんです。

安い物を生活に取り入れたら「大切にしよう」という気持ちが無く雑になってしまうことがありませんか?でも、良い物を生活の一部として取り入れると、普段から割らないように丁寧に扱うようになったり、口当たりの良さを理解したり、扱いやすさを日々の生活で知ることになりますよね。それが生活に自然と息づいていく結果、人の丁寧な所作などになると、私はそう思うんです。

だから、これは私個人の考え方かもしれませんが、倉敷ガラスは確かに有名な作家さんもいるけれど、作家さんをどうこうするものではなく、いかにして生活に長く根付くものを作れるかを大事にしているのが倉敷ガラスなんですよ。~~

 

4人目の案内人だと気づいた瞬間だった。
これまで3人の案内人と出会ってなかったら、このダンディ叔父様が1人目だったら、すごく胸に響いたかどうか分からない。でも3人のお爺さんに素敵なものをもらい、4人目にダンディ叔父様の登場で、発せられた言葉には「私が今聞くべきメッセージだ」と腑に落ちた。

(私もガラスを扱う作家業をしている。私もこれからは、皆の生活に根付くものをを作るということか?これからの新しいチャレンジなのかもしれない。けど、どうやって?・・・)

 

そんな思いを巡らせながら「良い話しをお聞かせいただき、本当にありがとうございます。」そう言うと「倉敷は夜がいいんです。今度はぜひ夜お越しください。素敵なバーが沢山ありますよ。」と教えてくれた。

 

次回は倉敷で1泊、ステキな倉敷ガラスで美味しいお酒を飲みたいなと思った。

 

でも・・・お酒弱いんだけど、大丈夫かな。笑

 

 

つづく

 

 

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