岡山スピ日記③ 4人の案内人

さて、参拝も済み、気に入ったお守りも手に入れて、脇の道から少し下った所にあるお手洗いに行ったのだけど、そこには大きな藤棚や、桜の木があった。

桜の蕾がだいぶ膨らんで来ていて、すごく可愛い!
そして見上げたらそこには薄っすらだけど、ハロが出ていた。

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「何かいい事あるかも!?」
ふとそんな予感が過ると、坂の上からウォーキングを楽しんでいるっぽいお爺さんがこちらに向かって歩いてきて、蕾を眺める私に「まだでしょ」と声をかけてきたので「まだですね~」と返事を返した。

「あそこにもね藤棚があるけど、この道真っすぐ行ってぐるっと回れるから、そっち行ってごらん。すごい立派な藤の木があるからぁ」そうなんだ!知らなかった!

「分かりました!行ってみます。ありがとうございます。」そう答えるとお爺さんは私を通り越してぐんぐん歩いて見えなくなった。

またしばらく桜の蕾を眺めてから、次に側にあった藤棚の方へ行ってみた。当然今の時期は枝ばかり。それでも藤棚の向こうにハロが見えてやっぱり綺麗だった。

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すると今度は直ぐ側にあったとても小さな建物の中から、2人目のお爺さん登場!
「まだでしょ~~~」同じセリフに笑いながら「まだですねぇ~」こちらも先ほどと同じ返事を返した。でもそれだけじゃつまらないので付け加えた。「でも気が付いたらあっという間に蕾は大きく膨らむでしょうね~。私、岡山初めて来たんですけど、藤棚があるって知らなかったから、次は満開の時に来たいです。」そう言った。

 

するお爺さん「すごく綺麗だよ~ じゃぁ、いいものをあげよう!」そう言うと、ポケットから何かを取り出して、私に差し出した。

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藤の花の種だそう!!受け取って直ぐに「えっいいんですか!?これってお守りになりますね!嬉しい!」そう言ったらお爺さんニコニコしながら「お守りになるよ」そう言って、また写真に映っている小さな建物の中に入っていった。

 

思わぬプレゼントを頂き、ウキウキしながら、1人目のお爺さんが教えてくれた通り、ぐるっと一周回ってみることに。すると見えてきたのは、一体何年生きてるのだろう!と驚く程の立派な藤の木だった。比較対象がないから写真じゃ伝わらなくて残念。

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 この藤の木から伸びた木の枝は頭上を覆いつくしている。これ全部に花が付いたらスゴイだろうな!!そう思ったらその言葉が勝手に口からダダ洩れ。無意識だったけど、たぶん1人で「わ~すごい!」とか「木がここまで来てる!」とかを言ってたような記憶・・・ぶつぶつと。ではなくて大きな声で・・・。恥ずかしい・・・。

 

すると3人目のお爺さん登場!
「この木はね、ここに400年くらいあるんだよ~すごいでしょ。」すごいですね~私初めて来たんです。満開の時に来たかったな~という事をまた言ってみた。そしたら「写真見せてあげようか?」と言われたので冗談で「えっ、400年前の写真がそこにあるんですか?」って言ったら腕を引っ叩かれて、お爺さん嬉しそうに笑ってくれた。

 

見せてもらった写真は数年前のものらしいが満開の藤棚は見事としか言いようのないものだった。いいな・・・本当にいつか見に来たいな~。そう言うとお爺さんが言うには、この木は死にかけて、まだ生きてるけど、花は半分くらいしか咲かなくなってしまったとのこと。今は木のお医者さんに見てもらって治療中だそうな。

次に満開になるのはいつだろう・・・

そう思うと、先ほどのお爺ちゃんにいただいた藤の花の種は、もしかしたらとても貴重なものだったに違いない。「お守りになる」は本当の事だと思った。

 

藤の花以外に、岡山で有名な桜の名所を含むいくつかの情報を与えてくれたので、全部グーグルマップにその場で保存。(すぐ忘れるから)

詳しいんですね。そう言うと、昔、観光案内をされてたらしい。
「上は見た?」そう聞かれて「まだです」と答えたら、じゃぁ案内してあげようと言って上まで連れてってくれた。

ここから見える一帯はみんな昔は海だったんだよ。
えっ!?全然知らなかった・・・

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この場所から見える街のことや今では大原美術館で有名な大原さんのことなど、色々教えてくれた。その土地の事は、その土地の人に聞くのが一番だな・・・

色んな話しを聞かせてもらって、せっかくなので記念写真!

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お爺さん、ありがとうございます!!
今日はこの後、街を適当に歩いて気に入ったところでランチでもしようと思って。そう言うと「夢空間はしまや」さんに行くといいよと教えてくれた。はしまやさんは呉服屋さんの敷地内にあるらしい。

せっかくの情報なので、お爺さんのお勧め通りに行こうと思った。

 

お別れ前に「そうそう、階段のこと知ってる?」と聞かれたので何だろう?という顔をすると、ここね、階段降りて行くでしょ、その時に必ず「段を数えながら」降りてごらん。33段、61段、88段という順になってるからね。これは厄年の数字なんだよ。この階段を数えながら通ると、厄を落とせるんだよ。じゃぁね。そう言って3人目のお爺さんカッコ良く去って行った。

 

よし!!
と、階段数えながら降りてみる。お爺さんの言う通り、上から33段、61段、88段だった。写真は88段の階段。降りながら自分の年齢のところで立ち止まってみたら、まだまだ人生長いなって不思議に感じた。

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そして降りながら気が付いた。あれ?この階段、最初に神社に向けて上がって来たところと違う!!夢に見た二股に分かれた道はこっちを指してたのかも。そして厄落としは前の記事に書いた2番の「玉砂利・お祓い→魔除け、厄除けの道」を指してる。そう思った。

これで2つ目のヒントクリア♪

 

ここまで3人の案内人さん、どうもありがとう。私に色んな情報をくれて、プレゼントもくれて、そして次に行くべき場所も与えてくれた。そこに行ったら次にもらえるヒントは何かな?楽しみ・・・

 

そんな事を考えながら道を歩いているからきっとニヤニヤしてただろうなと思う・・・

ところで、この3人のお爺さんはさ・・・
私だけに見えてたってこと、無いよね??
証拠の記念写真もあるしね・・・

 

 

つづく

 

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